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日光を浴びて体内時計をリセットしよう!体内時計のカギ「メラトニン」とは?

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日光を浴びて体内時計を調節しよう

私たち人間には、地球の自転とほぼ同じ長さの体内時計が備わっています。日本人の平均体内時計は24時間10分のようですが、これにはあくまでも個人差がありますし、もともと正確には1日の長さぴったりではありません。そのため、自然と眠くなり気持ちよく目覚めるには、日々、体内時計の調整を行う必要があるのです。

 

体内時計の調節には、体内時計の調節には、眠りのリズムを司る「メラトニン」という物質が関係しています。メラトニンが分泌されることで睡眠が促され、逆に分泌が抑えられると目が覚めるという仕組みで、光を浴びると減少、暗くなると増加します。つまり、朝すっきり目を覚ましたいときは光を浴び、眠りたいときはまわりをしっかりと暗くすることが大切なのです。

 

朝の日光が一番!

ただし、日光を浴びるといっても、部屋の中の電気や部屋の中に入ってくる光ではいけません。電球の光は太陽光に比較するとかなり光の量が少なく、窓やカーテンを通して部屋に差し込む光も、メラトニンの分泌を調整するには至らないと考えられているからです。

理想的なのは、やはり外へ出て日光を浴びること。1日のリズムがつくられる起床後の早い段階で太陽の光を浴び身体のリズムをリセットするのが一番なのです。そうすると、眠気が覚めてその日1日をすっきりした気分で始めることができます。最低でも起床してから4時間以内、朝10時までには光を浴びるようにしましょう。太陽光を浴びる時間が遅くなればなるほど、体内時計がリセットされる時間が後ろ倒しになってしまい、眠くなる時間も遅くなります。結果的に体内時計が狂ってしまうことになりかねません。

 

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健康・美容・長寿にも効く「メラトニン」

眠りのリズムを整えている「メラトニン」には、老化の原因といわれている活性酵素を中和、体内のデトックスを促す作用もあります。睡眠不足になると肌が荒れたり、胃腸の調子が悪くなることがあるのは、きちんとメラトニンが分泌されていないためです。

メラトニンが不足すると、身体の解毒が進まずに免疫力が低下し、免疫力が低下します。その中には皮膚などの新陳代謝を活発にする役割も含まれているので、額にできた吹き出ものも、睡眠不足によりデトックス作用がきちんと働いていなかったことのひとつの表れといえます。

さらにメラトニンにはがん細胞を中和する働きがあると考えられています。たとえ健康体でも、私たちの身体は日々数千単位のがん細胞を作り出しています。これらのがん細胞や身体の外から入ってくる病原菌と免疫細胞が戦ってくれていることにより、私たちは毎日健康に過ごすことができるわけですが、この免疫細胞の中でも最も重要な「Tリンパ球」は、メラトニンによって強化されることがわかっています。

メラトニンをたっぷり分泌して免疫機能を強化するには、次の2つを心がけることおが大切です。

 

•眠っている間に豆電球や手元の明かりをつけず、光を遮断すること

•メラトニンが分泌されるゴールデンタイム夜10時~午前2時の間にしっかり眠っておくこと

 

睡眠不足は美容の敵である以上に、健康体の敵と言えるでしょう。食事を一食抜いても大して身体に影響はありませんが、一晩寝ないことは身体に大ダメージを与えます。昼間活動して溜まった疲れを解消し、身体を健康に保つために眠りは必要不可欠なのです。

 

また、アメリカの学者、クリプケの研究によれば、高齢者の生存率がもっとも高かった睡眠時間は6時間半~7時間半だそうです。もちろん個人差はありますが、目覚ましを使わずに起きて最も頭がすっきりする睡眠時間が何時間だったかを探ってみるのもいいでしょう。「早起きは三文の徳」という言葉があるように、太陽の光をちゃんと浴び、暗くなったら寝ることは、「健康」「美容」「長寿」に繋がる大切な行為なのです。

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