MENTAL

超実践的!大事な場面で緊張をほぐす呼吸法メソッド3選

 

③筋肉をほぐす筋弛緩法

Cheerful young handsome man keeping hands behind his head and looking away with smile while sitting at his working place

筋弛緩法とは、硬くなった筋肉をあえて一度緊張させ、そのあとに脱力して筋肉を緩めていくというもの。心と体はつながっているので、筋肉を意識的にほぐしていくことで心も落ち着きます。1920年代前半にアメリカの医者、エドモンド・ジェイコブソン博士によって開発されたリラックス法で、認知療法やリラクセーションの世界では広く知られています。

 

筋弛緩法のやり方

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①椅子に座って前傾姿勢をとり、スキーの直滑降のときの姿勢のように両腕を脇にしめる。
②体勢が整ったら、こぶしを握り、全身の力をぎゅっと入れる。
4秒から8秒程度、息を止めてこの姿勢をキープします。
③止めていた息を吐きだしながらどーんと脱力。
体を椅子にもたれかけさせます。口を開けてだらしなく、気持ち良く居眠りをしているような姿勢で、数十秒間、お腹を使って大きくゆったりと呼吸してください。

全身の力を入れてキープしたら、脱力。これを何度か繰り返すうちに、自然と力が抜けていくはずです。この緊張と弛緩がうまくできるようになると、あがり症や心配症の予防になると言われています。たとえば大事なプレゼンを控え緊張しているときには、直前にトイレで座りながらやるといいでしょう。

 

終わりに

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いかがでしたか?ここでご紹介した方法はとてもリラックス効果が高いので、終わった後は眠くなってしまうこともあります。その状態ですぐに車を運転したり、仕事をしたりするのは望ましいことではありません。そんな時は 立ち上がって「エィ」と声を出し ながら、腕を前に数回突き出す動作をつけ加えるといいでしょう。仮眠をとるところまでをリラックス法の一部にしてもいいかもしれません。

大事な商談やプレゼンなど、ここぞという場面の前には、ガチガチに固まった心を見つめ直しましょう。怒りや驚き、恐れ、喜びといった神 経の興奮状態すべてを一度緩和するのです。それから気合いを入れなおせば、緊張と弛緩のリズムがとれ、快適に毎日を過ごせるはずです。

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