MENTAL

朝ラン・夜ランどっちがいい?タイミング別の効果とメリット

走れば脳は強くなる」(著:重森健太)より

ランのベストタイミングはいつ?

Low angle photo of young couple jogging outdoor in park

朝、昼、夜。人によって走る時間帯はまちまちです。また、仕事やいろいろな事情で走る時間がなかなか取れず、走れるときにだけ走るという人もいます。なかには深夜に走っているという人もいるでしょう。

ランニングに何を求めるかによっても変わりますが、効果を最大化させたいなら、私は断然、朝をお勧めします。

朝ランの効果

まず、朝ランをすることで仕事効果が格段にアップします。脳のリズムが整い、完全に覚醒した状態で仕事に臨むことが出来るのです。

脳のリズムというのは、俗に言う「体内時計」と同じようなもの。朝になると自然に目が覚めて、夜は眠くなるというリズム(医学用語では「サーカディアンリズム」とも言われます)が体にあるように、脳にもリズムがあり、脳の覚醒度を左右しています。

昼前がピーク

脳が最も覚醒するのは日中です。基本的には体のリズム同様、起床とともに上昇し始め、昼前にピークを迎えます。お昼を過ぎると少し下がり、18時~19時頃には再びピークを迎えますが、21時以降はどんどん低下していきます。深夜から明け方にかけての覚醒度は著しく下がります。

脳を覚醒させる

Young Man Listening To Music While Jogging With Woman.

脳のパフォーマンスを最大限に発揮するためには、このリズムに合わせて走ること、つまり朝ランで脳をいち早く覚醒させることがポイントとなります。

具体的には、走ると新鮮な酸素と血液が脳に運ばれて、海馬や前頭葉が活性化されます。すると、集中力や記憶力といった能力が高まるのです。

「エンドルフィン」という快楽物質も分泌されるので、気持ちも晴れやかになり、1日を快適に過ごすことができるでしょう。

ダイエット効果も

朝ランにはダイエット効果もあります。朝走って、1日の早い段階で代謝を上げると、全体的に基礎代謝が上がり、日中の間に多くの脂肪が燃焼されます。

基礎代謝とは、呼吸や体温維持に使われるエネルギーのことです。1日の総消費エネルギーの60%~70%を占めるので、基礎代謝を上げることで結果として痩せやすい体になるというわけです。

タイムスケジュール

午前中の仕事効果を上げるなら、朝ランが一番お勧めです。朝ランでリズムを整えると1日がスムーズに運びます。下に朝ランの理想的なタイムスケジュールを紹介します。ぜひ、参考にしてみてください。

4:30 起床

↓   筋トレ、ストレッチング10分。着替え5分。

4:45 ランスタート

↓   ランニング 20分

5:05 整理運動

↓   シャワーと着替え

7:05 自宅出発

8:00 出勤

昼ランや夜ランのメリット

Young hipster man in gray sweatshirt running in town, main street

昼間や夜、仕事が終ってから走るのはダメなのでしょうか。もちろん、そんなことはありません。それぞれ違ったメリットがありますし、基本的にはどの時間帯に走っても有酸素運動の効果は得られます。

大事なのは、生活スタイルや目的を何にするか。それによって、自分に合った時間帯を見つけることです。

昼ランの効果

気分転換や眠気覚ましの効果があります。もし、お昼休みの後に、会議や大事な商談があるのであれば、その前に20分だけでも走ってみましょう。新鮮な酸素がたくさん脳に送り込まれ、頭が冴えるでしょう。

体を動かしやすい時間帯

男性ホルモンの1種であるテストステロンは、筋肉を増大化させる作用があります。そして、特に14時~18時の間に分泌量が増えます。

この影響により、私たちのエネルギーは夕方になるにしたがって自然と増加するので、より体を動かしやすい時間帯といえるでしょう。

お昼休みに昼ラン

働いていると日中走るのはなかなか難しいかもしれませんが、環境が許せば、お昼休みに近くを走ってみるのもいいでしょう。スッキリとした頭で、午後の仕事も集中してこなせるはずです。

夜ランの効果

Young sportsman jogging in the night city

筋肉をつけたいという人は、夜に走るほうが効果的です。筋肉は、成長ホルモンによって回復し、強化されます。

成長ホルモンが多く分泌されるのは、夜寝ているときと、運動後です。つまり、夜のランニングには成長ホルモンの分泌を促進する効果があるのです。

ストレス解消効果

夜は朝に比べて、体の柔軟性が20%ほど増しています。筋肉も関節も比較的柔らかくなっているので、怪我をする可能性が低くなります。

何より時間を確保しやすいですし、1日の終わりに汗を流すことでストレス解消にもなります。心地よい疲労感とともに眠りにつくことができるでしょう。

寝る直前は避けて

ただし、走った直後には交感神経が優位になっているので、睡眠を妨げてしまう恐れがあります。寝る間際のランニングは極力避けるようにしましょう。

自分に合ったタイミングで

朝ラン、昼ラン、夜ランとそれぞれのメリットや効果についてご紹介しました。ランニングを行う目的や時間は人それぞれ異なります。自分に合ったタイミングと時間、運動強度でランニングを行うようにしましょう。

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