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そのダイエット、NGかも!?急激なダイエットで「太り体質」になってしまう4つの理由

「なぜあの人は、夜中にラーメンを食べても太らないのか」(著:道江美貴子)より

ダイエットの怖い落とし穴

Food sources of beta carotene and vitamin A

 

誰だってスリムで引き締まった体になりたいという思いはありますよね?

早く痩せたいがために、極端なダイエットに走る人も多いと思います。
ですがそれ、実は逆効果って知っていますか?
急激なダイエットは、「太り体質」になってしまう危険があるのです

 

太ったり、痩せたりという体の変化は食事による「摂取エネルギー」と体の機能を維持したり、運動したりすることで使う「消費エネルギー」のバランスで決まります。
つまり「摂取」を「消費」より少なくすれば、体重は減ります。
摂取エネルギーが少なければ少ないほど、短期間で痩せられます。でもそれは一時的な減量に終わってしまい、よい結果にはなりません。極端に食事量を減らすダイエットには4つの落とし穴があるからです。

 

その1 短期間で痩せられた? 実はそれ大きな誤解かも

 

体の余分な脂肪を減らそうと思ったら、体脂肪1キロあたり約7000キロカロリーを消費する必要があります。つまり7000キロカロリー分の食事量を減らすか、その分、運動しなければなりません。

たとえば1カ月で一気に10キロの体脂肪を減らそうと思ったら、ひと月の間に約7万キロカロリー、一日約2330キロカロリーをから減らすか運動で減らすかしなければならないということです。
ところが成人男性の一日の摂取エネルギーはだいたい2200キロ。相当無理なダイエットを強いられるのは想像がつきますね。

 

Busy man at the office eating fast food

 

それでも1カ月で10キロ痩せたという人もいます。ただその場合、多くは体の水分が抜けただけで、体脂肪はそれほど減っていないのです。
水分が減っただけでは、食事量を少し増やせばすぐに体重はすぐに元の状態に。肝心の体脂肪は残ったままですから、とても「減量成功」とはいえませんよね。

 

その2 過度なダイエットは体を「省エネモード」にしてしまう

 

ダイエットをやめるとすぐに体重が戻ったり、ひどい場合はさらに太ってしまったりします。いわゆる「リバウンド」です。
なぜリバウンドは起こるのでしょう。
人間の体には「ホメオスタシス」と呼ばれる、体の状態を一定に保とうとする働きが備わっています。ダイエットで食事量が減ると、このホメオスタシスが働き、少ない食事でも体の働きが維持できるように体を「省エネモード」に切り替えます。つまりダイエットを中断して食事量が元に戻っても消費エネルギーは少ないままのため、使われなかったエネルギーが蓄積されてリバウンドが起きてしまうのです。

 

極端に激しいダイエットほど、体は「より少ないエネルギーで働きを維持しよう」とするため、リバウンドも激しくなります。また無理をしている分、挫折もしやすく、短期間で元に戻ってしまう人が多いのです。

 

その3 筋肉が減ると太りやすい体質に

Women with fat belly and stretch marks.

食事量を大幅に減らして短期間で痩せようとすると、まず減少するのは水分、次に筋肉です。食べ物からのエネルギー不足が起こると、まず肝臓に蓄えられた糖がエネルギーとして使われます。そして糖がなくなると、筋肉を分解して糖をつくりだそうとします。そのため筋肉がどんどん落ちてしまう結果に。
筋肉が減れば減るほど、体が消費するエネルギーも減少することに。そして無理なダイエットをすると基礎代謝量も大きく減少します。つまりエネルギーを消費しづらい、太りやすい体質になってしまうのです

 

その4 栄養不足は仕事のパフォーマンスを落とす

 

食事から十分な栄養が得られなければ、当然、脳も栄養不足になり、頭がうまく働かなくなり、集中力も低下します。またエネルギー不足で疲れやすくなったり、風邪をひきやすくなったりと、体の調子も悪くなります。
こんな状態では仕事でよい成果が出せるわけがありません。

 

「太り体質」にならないために

Young fit woman's belly outdoors in summer

 

いかがでしたか?痩せたい理由は、人それぞれ。ですがそのせいで健康を害したり、仕事や生活に悪影響を与えては元も子もありません。そのようなダイエットは、仮に痩せることができても、失敗でしかありません。真の意味でダイエットに成功した人は、仕事もパフォーマンスもアップしています。みなさんも急激なダイエットで「太り体質」にならないようご注意を!

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