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ブドウ糖を効果的に摂る方法とは?ラムネが二日酔い・ダイエット・筋トレに効く!

【ダイエット】砂糖より低カロリー。上手に取り入れて空腹感をOFF

ブドウ糖は砂糖よりもカロリーが低く、上手にとればダイエットにも効果的。

「空腹を感じたときにブドウ糖を少しとるだけで、血糖値がアップし、脳の空腹感が解消されます。カロリーの高いスイーツを食べるよりも、ラムネやブドウ糖のタブレットを少しとることで満足感が得られるので、間食防止にもなります」(岡本先生)

「ブドウ糖をとることで、疲れている脳が回復し、イライラがなくなったり、精神的にリラックスできる面もあります。ダイエットによるストレスを減らすためにも、空腹を感じたら、ブドウ糖のタブレットを1~2粒なめるというのもおすすめです。

砂糖の甘さは快楽につながり、やめられなくなりがちですが、スッキリした甘さのブドウ糖は、たくさんとりたいと思うものではありません」(小笠原さん)

 

【頭がスッキリ】脳にエネルギーを送れば成績も上がる!?

農林水産省による「めざましごはんキャンペーン」では、朝ごはんを食べて1日をシャキッとスタートさせることを推奨している。

「文部科学省のデータによると、朝食をきちんと食べる習慣のある学生ほど学力調査の正答率が高いことがわかっています。これは脳の唯一のエネルギー源であるブドウ糖を、朝食を食べることでとっていることが関係していると考えられています。また、残業などで疲れてきたときにも、ブドウ糖をとることで下がってきた脳のパフォーマンスを元に戻すことができます」(小笠原さん)

「寝ている間も脳は活動してブドウ糖を消費しているので、朝起きたときにはブドウ糖が不足し、血糖値が下がっています。そのため、朝はブドウ糖を補給することで、脳にエネルギーを送り、頭をスッキリさせることができるのです」(岡本先生)

 

【スポーツ・トレーニング】マッチョになるにもラムネが効く!?

身体を鍛えていて、ふだんはプロテインなどタンパク質が中心の食生活を送り、糖質を控えているマッチョな人でも、筋トレの最中は糖質をとることが常識となっている。

「運動をすると、疲労回復のため筋肉が糖質を必要とします。このときに吸収力が早いブドウ糖を補給すると、筋肉に素早くエネルギーが与えられて、トレーニングの効果がアップすることがわかっています」(岡本先生)

糖質に反応して分泌されたインスリンが、筋肉の材料となるタンパク質を糖とともに筋肉の中に入りやすい状態にしてくれるそう。なんとトレーニングの最中に、ラムネやようかんなどの糖質をとるボディビルダーもいるのだとか。

ただし、スポーツなどで持久力を保ちたいときにとる糖質としては、即効性の強いブドウ糖は不向き。マラソンなどの長時間のスポーツでは、ブドウ糖よりも蔗糖(砂糖の主成分)や、糖質が凝縮されているお餅などがおすすめ。

 

1度に大量に摂取しても効果なし

ブドウ糖は乳幼児や高齢者に与えても問題がない、安全な食品。医療現場でも点滴の原料として使われており、副作用はほとんどない。一方、ブドウ糖は1度に大量に摂取しても貯蓄することはできない。

摂取制限は定められていませんが、とりすぎて必要なカロリーをオーバーしてしまうと肥満につながるので注意。健康補助食品としてブドウ糖を摂取する際は、商品に記載されている使用量を目安に摂取しよう。

ラムネ選びは砂糖の有無に注意

また、ブドウ糖を購入するときは、原材料をチェックして、余計な成分が入っていない商品を選ぼう。ラムネ菓子の中には、ブドウ糖ではなく、砂糖を使って作っているものもあるので注意。

 

当記事は「週刊女性PRIME(運営:主婦と生活社)の提供記事です。

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