FOOD

食・運動・休息はセットで考えるべき!理由とそれぞれの改善方法

「忙しい人の世界一シンプルな「食」習慣」(著:杉本恵子)より

食と運動と休息はなぜセットなのか

Couple of athletes taking a break, eating an apple and drinking isotonic drink.

40代後半・・・体力の衰えを感じて悩みはじめるビジネスパーソン

40代後半になるとガクンと体力の衰えを感じるビジネスパーソンが増えます。それに合わせるように体重も増え、健康診断の結果も要注意の項目が出てきて「どうしよう!」と悩むのです。

そこではじめて自分の身体や健康と真剣に向き合わざるを得なくなるわけですが、本来なら、年齢や健康診断結果に関係なく自分の身体とは向き合っておいたほうがいいと思います。

どんな年齢でも、自分が食べているものと自分の身体への関わりかたが「自分の身体」をつくっているからです。

基礎代謝量が減っているのに今までどおりの食生活

その中でも40代後半で「ガクン」とくることが多いのは、基礎代謝量が減る年齢だからということも大きいでしょう。基礎代謝とは何もしていない状態でも生命活動を維持するために使われるエネルギーのことを言います。

40代後半になると、身体はそれほど多くのエネルギーを使わなくなるわけです。

にも関わらず20代、30代と比べて基礎代謝は明らかに落ちているのに食べる量や中身は変わらない。

それまでと同じように食べていれば、当然のように太りますし、血圧やコレステロール値も上昇します。身体がそれだけの栄養素を消費できないからです。

食制限が難しいなら「運動」で筋肉を増やして基礎代謝量を上げるしかない

とはいえ、食べることはそう簡単にはやめられない。そうなると、次に鍵を握るのは「運動」です。基礎代謝量を少しでも上げていくには、運動によって筋肉を増やすことが重要です。

スポーツ選手が現役を引退すると太るというのは、やはり食べる量が変わらないのに運動量が減るからです。エネルギーの摂取と消費のバランスが悪くなるのはスポーツ選手に限らず、ビジネスパーソンでも同じかもしれません。

それまでなら歩いていた距離でもタクシーに乗ったり、階段を使わずにエレベーターやエスカレーターに乗るのが当たり前になっていくと、いつしかエネルギーの摂取と消費バランスが崩れていくわけです。

運動は「エレベーター代わりの階段」などちょっとしたことの積み重ね

Business executive with briefcase going up the stairs

ここで重要なのは、なにもマラソン大会に出場するとか水泳をはじめるといった大きな変化を起こすことではなく『ちょっとした運動』を意識しておくこと。

「健康のために一日1万歩を歩きましょう」といった話はよくされますが、実際、毎日の生活をしながら1万歩を歩くのは結構大変です。

そうなると、やはり日常生活の中でエレベーターより階段を使うといった、ちょっとした「身体を動かす」ことの積み重ねが意味を持ってきます。

皆さんにご紹介できる事例として、こんなことがありました。

とある飲料メーカーの営業マンの方は、車でお得意様のお店をまわるとき、いつもはお店の前に駐車します。しかしあるとき、「そうだ! 少しだけ身体を動かすために、遠い場所へ駐車しよう」と思い立ち、それからは車から降りて荷物を台車に載せ、歩いてお店に行くようにしたところ、体重が減少。筋肉量も少しアップしたそうです。

休息=睡眠の質を上げることが重要

Young man lying in the sheets, sleeping.

食と運動の効果をあげて、新陳代謝が活発にできる身体を維持し、ストレスを溜めずに悪いものをできるだけ排出する身体にするためには、身体の疲れがとれている状態をつくらなければいけません。

そこで大事なのが休息です。日中に身体をゆっくり休める時間のないビジネスパーソンにとっては、休息=睡眠と考えたほうがいいでしょう。

この場合も睡眠時間で考えるのではなく睡眠の質がポイント。うつらうつらといった状態で8時間の睡眠をとったとしても、疲れはとれたという実感はあまりないと思います。

人間の睡眠は、身体も脳も休んでいる「深い眠り=ノンレム睡眠」と、身体は休んでいるものの脳は活動している「浅い眠り=レム睡眠」を交互に繰り返しています。

心身をリセットするために重要なのは、身体も脳も休んだ状態の深い眠りをどれだけきちんととれるかということ。

脳より身体を疲れさせて深い眠りを手に入れよう

一般的に眠りに入って約2時間後に「深い眠り=ノンレム睡眠」がやってきますが、常にストレスを抱えている状態だと、この睡眠サイクルが正常に働かず眠りが浅い状態が続いてしまい、寝ているのに疲れがとれないようになるわけです。

では、どうすれば少しでも正常な睡眠サイクルを取り戻せるのか。一番簡単な方法は脳よりも身体を疲れさせること。

仕事でいろいろなことがあって、うまく眠れそうにないなというときは、思い切って途中から電車やバスを使わずに歩いて帰宅してみるというやり方も効果的です。

あるいは帰宅してからちょっときつめのランニングをして、その後でお風呂に入って汗を流して寝る。人間は不思議なもので、本当に身体が疲れると一瞬でも深い眠りに入っていけるのです。

8時間睡眠がとれなくても、2~3時間でも深い眠りがあれば、それだけでもずいぶん身体の調子を保てますが、そのためには「身体を疲れさせる」という準備も必要だということです。

乗り物の中で寝るのも気持ちの良いものですよね。10分や15分でもスーッと寝られるのは、健康な証拠です。そして疲れがとれさっぱりした気分になります。でも乗り越さないようにしてくださいね。

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