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太らないお酒の飲み方は2杯目に秘密があった!

「なぜあの人は、夜中にラーメン食べても太らないのか?」(著:道江美貴子)より

甘くないお酒にもカロリーが高いものがある

Poznan, Poland - May 17, 2016: Whiskey is the most popular liquor in the world. Originated probably in Ireland, now it is produced also in India, Scotland, USA Canada and Japan with over 230 millions of 9 liter cases sold in 2014 worldwide

体型をスリムなままで維持したい、太りたくないとは思っているけれど、飲み会の楽しい雰囲気は好き!ふだんはあんまり飲まないけれど、飲み会のときくらいは何杯もいっちゃうよ!そんな人は多いのではないでしょうか。

甘い味のお酒は糖質が入っているだろうから、カロリーが高めなのは想像できるかと思いますが、甘くない味のお酒にも糖質が含まれていることがあるというのはご存知ですか?

甘くないからカロリーが低めと思いがちなメジャーなお酒の中には、糖質が含まれているためカロリーが意外に高いものもあります。

そこで今回は、お酒の種類と、カロリーの低いおすすめのお酒を紹介していきます。

お酒にはアルコール以外に糖質が含まれている

アルコールは、1gあたり7.1キロカロリーあるのにもかかわらず、よく「エンプティ・カロリー(中身のないカロリー)」といわれます。なぜかというと、他のエネルギー源であるたんぱく質・脂質・炭水化物よりも先に燃やされてエネルギーとして使われるため、体に蓄えられないからです。

ならば、お酒はいくら飲んでも太らないのかというと、残念ながらそうではありません。お酒にはアルコール以外に、糖質も含まれているものもあるからです。

糖質をとり過ぎれば、体に脂肪となって蓄積されてしまいますし、脂肪肝の原因になることも。そうならないためには、できるだけ太りにくいお酒を選ぶことが重要です。

おすすめは断然!蒸留酒

Tokyo, Japan - December 6, 2015: Barrels of sake donated to the Meiji Shrine in Shibuya, Tokyo, Japan

お酒はその製造方法によって、「蒸留酒」「醸造酒」「混成酒」の3つに分けられます。これらはそれぞれ糖質の量が違います。3つの中で最も糖質が少なくカロリーも低いのは蒸留酒で、その次は醸造酒、最も多いのが混成酒となります。

蒸留酒は醸造酒を加熱(蒸留)し、気体になったアルコールを集めて、それを冷却してつくったお酒です。一方、醸造酒は米や麦、果物などの糖分を発酵させてつくるお酒です。

そのため醸造酒には糖質が多くふくまれていますし、これを気化させてつくった蒸留酒にはほとんど含まれていないのです。

最も糖質の多い混成酒は、醸造酒や蒸留酒をベースに、果物などを加えてつくったお酒です。甘いお酒が多く、糖質やカロリーが最も高くなります。

おすすめなのは、断然、蒸留酒。蒸留酒には、焼酎、ウイスキー、ブランデー、ジン、ラム、ウォッカ、泡盛などがあります。

ちなみに醸造酒に含まれるのが、ビール、ワイン、日本酒など。混合酒に含まれるのが梅酒や果物(カシス・ライチなど)のリキュールなどです。

これらを踏まえて、太らないお酒の飲み方の3つのポイントを押さえておきましょう。

①ビールは1杯目だけが太らない飲み方

Friends toasting with beer.

「とりあえずビール」というのは飲み会の定番ですね。一人だけ違う飲み物は頼みづらいでしょうし、1杯目のビールだけは我慢できないという人もいるでしょう。せっかく飲み会に参加するなら、楽しくストレスを発散するのも大切です。

ビールは飲んでもかまいません。ただし1杯目だけにしておきましょう。

今まで、みんながビールを飲むから、ただ何でもいいけれどずっとビールを飲んでいた・・・なんて場合は、太らないお酒の飲み方を見直して、2杯目からはビール以外のものに挑戦してみてくださいね。

②2杯目からのお酒は割って飲むのが太らない飲み方

2杯目からは、ウイスキーや焼酎などの蒸留酒を割って飲むようにしましょう。アルコール度数の高い蒸留酒は、薄めて飲んだほうが飲みすぎを抑えられるので、その分、アルコール摂取量もカロリー摂取量も減らせます。

また、急速に酔いが回るのを防げるので、ビジネスパーソンとしては絶対に避けたい「酔っ払いすぎて失態をさらすリスク」も少なくなります。

ただ、甘いジュースやソーダなどでお酒を割ってしまったら、せっかく糖質の少ないお酒を選んでも、意味はゼロ。水やお湯、お茶、無糖の炭酸水など、ノンカロリーのもので割るようにしましょう。

たとえば、ウイスキーを炭酸水で割ったハイボールもおすすめです。炭酸でおなかも膨らむので、おつまみの食べ過ぎ予防にもなって一石二鳥です。

やきとりと焼酎

特にお酒に強い人は、酔わないからとあまり気にせずに、飲んでしまっていることがありますが、アルコールは1gあたり7.1キロカロリーもあるのです。

体に蓄えられないエンプティー・カロリーとはいえ、飲み会では特にお酒にあう美味しい料理がたくさん並べられ、ついつい食べ過ぎてしまいがちです。

食事だけでカロリーオーバーになるくらいのところに、大量のアルコールをとると、恐ろしいほどのカロリーオーバーになってしまいますね。くれぐれも飲みすぎには気をつけて、ほどほどの量で楽しむようにしたいものです。

③お酒はお水と交互に飲む

お酒とお水やお茶を交互に飲むのも、飲みすぎの予防に効果的です。また、アルコールの分解には多量の水分が必要なので、水分をこまめに補給すると、二日酔い防止にもなります。

ビールは乾杯の1杯だけにする。2杯目からはウイスキーや焼酎などを水で割って飲む。水分をこまめに補給するため、お酒とお水を交互に飲むようにする。この3つが太らない飲み方のポイントです。ぜひ飲み会があったときに試してみてくださいね。

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