FOOD

幸せの源は食事!食事の時間を大切にして疲れない心と身体を手に入れよう

「疲れやすい人の食事 いつも元気な人の食事」(著:柴崎真木)より

 

食べることは「幸せ」につながる!食事をおろそかにしていませんか?

 

Cheerful young woman is making break after work. She is eating a donut and drinking coffee with pleasure. The lady is sitting at desk near the laptop

あなたは昨日食べたものを思い出せますか?もしかすると、今朝食べた朝ごはんやランチも思い出せなかったりするかもしれません。「仕事が忙しいから食事をする時間がない」「ひとり暮らしだから食事が面倒だ」という人もいるかもしれません。

食べたものが身体をつくり、健康を支えているのだと頭では理解はしていても、仕事や趣味の時間が優先されてしまうのはなぜでしょうか。仕事や趣味の目的を考えてみると、最終的には、食べることは「幸せに生きる」ということにつながるのではないでしょうか。

 

私たちはなぜ食べるのか?食事が持つ2つの役割とは?

 

仕事や趣味の時間におされて、おろそかになりがちな食事。しかし、あらためて、「私たちはなぜ食べるのか」を考えてみると、食事の役割は大きく2つあります。

 

食事の役割①:栄養学的な役割

健康の維持増進、病気の予防や治療に必要な栄養素を過不足なく補給する

food pyramid turn into pie chart against white background

 

食事の役割②:QOLや社会性を高める役割

食習慣や食文化を満たして、おいしく食べることで心の豊かさや満足感、人間関係やコミュニケーションの形成に役立つなど、QOL(クオリティー・オブ・ライフ…ある人がどれだけ人間らしい生活や自分らしい生活を送り、人生に幸福を見出しているか、ということを尺度としてとらえる概念)や社会性を高める

Happy Social Group Of Friends Meeting For Lunch In Coffee Shop

 

どんなに素晴らしい栄養素が含まれる食事でも、嗜好に合わないものや見ためがいまいちだと食欲もわかないでしょう。また、どんなにおいしいといわれるものでも、ひとりで食べるより仲のよい友人や家族と一緒に食べたほうがよりおいしく感じられるはずです。この2つの役割のバランスが大切なのです。

 

疲れない心と身体をつくるカギは「食事の時間を大切にすること」

 

Young couple in kitchen preparing together vegetarian meal.Preparing fruit salad.Evening.

仕事や趣味を優先して食事をおろそかにすると、心と身体がだんだん疲れてきます。本当は仕事を一生懸命するはずだったのにできなくなったり、疲れてしまって趣味も楽しめなくなってしまったりしては、本末転倒でしょう。ついついその場の忙しさに流されがちですが、長い目で見ると、食事の時間を大切にする習慣を身につけることが疲れにくい身体づくりにつながります

 

アスリートも1日中トレーニングで疲労困憊状態になりますが、食事の時間になると、「今日はカレーだ」「明日はなんだろう?」とメニューの内容をみて、喜んだり、あれこれ楽しんで選んだりしています。そして、ワイワイと楽しく会話をしながら食事の時間をうまくリフレッシュの時間に使っているのです。減量や増量があったり、好きなものばかり選べる状況ではなかったりすることもあります。基本的には、トレーニングがしっかりできるように、栄養バランスや量を考えて食べなければいけません。しかし、限られた中でもベストなものを選び、味わって食べています。それは国際大会で長く活躍するアスリートになるほど、そうした姿が見られます。

 

「いただきます」「ごちそうさま」で食事の時間を楽しもう

 

Multi Generation African American Family Praying At Home Before Dinner

食事の時間を楽しみ、大切にする第一歩として、「いただきます」「ごちそうさま」から始めてみましょう。

 

いただきます」とは、食べ物の命をいただくことへの感謝だけではありません。農業や漁業、畜産に携わる人、それらを運ぶ流通業の人、調理して食卓に並ぶまでにはさまざまな人の手が加わっているわけです。それらのことすべてに感謝の気持ちを持つことが「いただきます」ということです。

 

ごちそうさま」は、漢字で書くと、「御馳走様」になります。「馳走」は走りまわるという意味で、食事を出してもてなすために奔走する様子をあらわしています。いろいろと大変な思いをして食事を準備してくれた人への感謝を込めて、「様」がつき、食事のあとに、「御馳走様」「御馳走様でした」といわれるようになったそうです。

 

トップアスリートたちがひとりで食事をするときも手を合わせて挨拶している姿をよく見かけます。彼らは、こうした小さな場面でも感謝の気持ちを持ち、いろいろな人の想いを力に変えて、心も身体も強くなっていくのです。

 

ゆっくり味わって食べる時間を持つのは難しいときでも、食べる前ににおい、色、形、盛り付けなどを、10秒間だけでも観察してみてから食べてください。そして、最初の1口だけでもよく味わって食べてみましょう。よく味わって食べることで、どんな味か考えることができます。すると、これまで気づかなかったことを感じるかもしれません。新たな発見をしようとする習慣は、仕事や趣味にも通じるところがあると思いますもしかしたら、食事で仕事や趣味などの新しい発見ができるかもしれませんね

 

充実した食事の時間で心のゆとりを手に入れよう!

 

Beautiful young loving couple enjoying dinner at the restaurant

このように食事の時間を大切にすることで、心のゆとりや落ち着きを取り戻すことができるのではないでしょうか。ときには誰かと一緒に食事をしながら、会話を楽しむのも大切でしょう。楽しく、おいしく食べることは、消化吸収能力も高めるといいます。楽しく、おいしい食事は心と身体に大切なことなのです。

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