FOOD

ダイエットのカギ「コルチゾール」とは?脳と肥満の関係を解説します。

「なぜあの人は、夜中にラーメン食べても太らないのか?」(著:道江美貴子)より

人はなぜ太るのか?

Happiness is the best motivation

人はなぜ太るのでしょうか。答えは、食べ過ぎるから。それではなぜ食べ過ぎてしまうのでしょうか?そこには、心(脳)が大きく関係しています。

ストレス太りとよく言われますが、怒りや悲しみ、緊張などの精神的なストレスが、食欲をかき立ててしまうことがあるのです。

ストレスによって食欲をかき立ててしまう仕組みとは?

woman choose from sweet cake and red apple

ストレスを感じると、脳はコルチゾールというホルモンを分泌します。コルチゾールには本来、ストレスから守ってくるという働きがあるのです。しかし強いストレスで過剰に分泌されると、ストレスに対抗しようとエネルギーを必要以上に確保しようとします。また、過剰なコルチゾールは食欲抑制ホルモンであるレプチンを減少させるため、結果として満腹感を感じにくくなり、必要以上に食べすぎてしまうということになるのです。

ストレスを感じると、甘いものや脂っぽいものに走ってしまうのも、脳が欲しているからです。甘いものを食べると、脳内でセロトニンという心を安定させるホルモンが分泌されることがわかっています。そのため疲れてストレスが溜まったときほど、甘いお菓子やケーキが欲しくなるというわけなのです。

精神的なストレスを感じたとき、それをうまく解消できればいいのですが、溜め込んでしまう人ほど、過食になりやすくなります。それを繰り返せば当然、体重は増えていき最終的にはおなかポッコリの肥満体型になってしまいます。ストレスへの対処がうまくできない人ほど、太りやすいといえるでしょう。

ストレスが対処できない人の場合、せっかく肥満を解消しようとダイエットを始めても、それ自体がストレスになってしまって、それがまたストレスに……と悪循環にはまってしまうこともあります。

ニセの食欲を感じるのは危ない?

Woman staring into a fridge full of food

もうひとつ太りやすい人の心理的特徴としてあげられるのが、目や耳の情報に影響されやすいということです。

人は本来は空腹になってから食べたいという要求が現れるのですが、空腹でもないのに食べ物を見たり匂いをかいだりすると、それにつられて何か食べたい気持ちになることがあります。たとえばテレビでおいしそうな料理の映像が流れると食べたいと感じたり、デパ地下で買い物をするとどれもおいしそうで目移りしてしまい、余計なものまで買ってしまったりという経験は、誰にでもあると思います。このように体でなく心が感じる食欲は、ニセの食欲といえるでしょう。

太り気味の人はこのニセの食欲を感じやすいという特徴があるのだそうです。ですからそういう人は、目や耳からの刺激だけでなく、「もう12時だからお昼を食べなくちゃ」と時間や習慣に反応して食べる傾向にもあります。体が必要としている以上に食べてしまうため、結果として肥満になりやすいのです。

「ノー」と言えないと太る!?

Woman Making Stop Gesture

友だちの誘いを断れない、という「ノー」と言えないメンタルも、太りやすい人の特徴といえます。断ってしまったならば相手がどう思うのか、その反応がつい気になってしまうに、「ノー」と言えない人が多いようです。「ノー」と言えない人はおなかが空いていてもいなくても、他人にすすめられると無理をしてでも食べてしまいがちです。また、みんなが食べているからと周りの空気に流されてしまう人も、なんとなくの雰囲気で食べてしまう傾向にあります。

太るメンタルをコントロールする方法

Woman listening music from a smart phone in the street

太りやすい人はストレスに弱く、目や耳、時間の刺激によってニセの食欲を感じやすい傾向にあることがわかりました。自身にも当てはまるという場合、次にあげる2つのポイントで、太りやすいメンタルをコントロールする息しを持つようにしましょう。

①ストレスは感じる前に発散しよう

ストレスを溜めやすい人は、ストレスを自覚しにくい傾向にあります。食欲が爆発してから気づいても遅いので、ストレスを感じる前に発散する習慣を身につけるようにしましょう。運動をする、カラオケをする、ドライブをする、音楽を聴くなど、食べること以外で自分に合ったストレス発散方法を試してください。

またダイエットをする場合は、はじめから休息日を設定しておくのがおすすめです。ダイエットの成功者は平日は食事内容やカロリーに気をつけ、代わりに土日は好きなものを食べる、週1回は友だちと飲みに行くなど、上手に息抜きをしています。自分なりのストレス発散法は、体型維持とパフォーマンスの両方でよい結果をもたらします。

②ニセの食欲を感じにくい環境づくりをしよう

食べ物を見ると食べたくなるというニセの食欲を感じやすいという人は、まず周りに余計な食べ物を置かないようにします。買い物に行ったらその日に食べるものだけを買うようにして、なるべく買い置きをしないようにしましょう。

ニセの食欲を感じたならば、うまくごまかす努力も必要です。飲み物やガムなどを口に入れるのもいいですし、意外かもしれませんが、電話で人と話をするのもひとつの方法です。

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