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脂肪も不運も溜め込んで…〜減量期の苦悩:前篇〜|婚活より筋活

前回、アジアの大会のお話をいたしましたが、減量期の苦悩をお伝えしようと思います。

 

WBFFはアジアの大会、世界各国からいろんな人が参加します。

まだ細かった私は、この大会に向けて筋肉量を増やすためのバルクアップをしました。

 

2016年11月約47kg

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2017年1月約57kg

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私の骨の細さで考えると、今回の増量はかなりのものでした。

色々と計画を練り、アメリカの出張帰りの落ち着いたタイミング、2月中旬からおよそ2ヶ月かけて減量というプランを組みました。

まずは食事から、様子を見て有酸素をスタートする予定でした。

 

予期せぬ事態

 

ここで当初の計画では想定していなかったことが起こりました。

会社のチームの中の役割変更です。

 

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日本担当からアジア担当になりました。大幅な変更です。

会社員であっても、会社員でなくてもコントロール可能なこととコントロール不可能なことは往々にして起こり得ます。

そういったときに自分の調整能力や、判断能力が試されます。

特に、優先順位の付け方(Prioritization)と、上にどう相談するのか(Managing up)、これが重要です。

私はこの2つが未だに苦手です。さらに減量という精神的にも肉体的にも追い詰める状態になるため、私にとっては非常に苦しい2ヶ月でした。

 

睡眠、精神の安定の重要さ

 

私はこの組織変更が起こる前から眠りが浅く、コンディション的にはあまり良くない状況でした。

眠れない日々が続くと、痩せにくいのはご存知ですか?

 

睡眠不足というのは身体にも心にもストレスです。そんな状態の時に分泌されるのが「コルチゾール」というホルモンです。これは恐ろしいことに、脂肪を溜め込む作用があります。

 

なので、私はどんどん脂肪を溜め込んでいる状態に陥っていました。変化の見えない身体を見て、より焦り、よりコルチゾールが分泌されてしまうという負の連鎖でした。

 

減量停滞中の時の写真

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そしてついに顔まで腫れてしまったのです。

鏡を見て、ショックで泣いてしまいました。

実際に私の顔を見た数名は、腫れている、顔色悪い、顔が違うと言っていました。お医者様にも、「これは浮腫ではなく、腫れですね」と言われました。それくらい、ひどい顔をしていました。

 

負の引き寄せ

 

引き寄せの法則とはよく言いますが、こういうときは連続で負の出来事が続いてしまいます。

焦り、不安などが常にあるため、集中力が下がります。私はこのとき、携帯を落としてしまい、買い替える羽目になりました。すると今度は新しい携帯になぜかロックがかかってしまい、しばらく携帯を使えませんでした。プライベートのパソコンもだめになり、買い替えました。そして購入したばかりのヘッドフォンも落としました。

このとき、これら以外にも、相当な数のものを落としました。自分の心の安定だけではなく、いろんなものを失ってしまいました。

更には社員証をトイレに…なんてことまで。

 

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何もかもがうまくいかない…そういうネガティブモードに陥ってしまった私は、WBFFの欠場を考え始めました。

到底戦える状況ではない、身体も心も…ましてや顔まで腫れてしまっている…コンテストなんて言っている場合ではない… そんな負の状態が大会の二週間前まで続いていました。

 

何のためにやっているんだろう、何のために私は生きているんだろう、そう毎日問いかけていました。

 

私はプロではありません。トレーナーでもモデルでもありません。一会社員です。そこまで必死になる必要あるんだっけと自問自答していました。

 

けれど、ここまでとことん落ち、自信を失った後に……私は見事復活を遂げ、最終的には前回お話したように出場することができたのです!

 

この負の状態からどうやって這い上がったかを次回お話できればと思います。

 

古渡奈々子
1984年生まれ。都内在住。大学卒業後、外資系IT企業に就職し、広告営業を経て現在デジタルマーケティング担当に。出張で海外を飛び回りながらコンテストに参加するコンペティター。2016年SummerStyleAward 全国決勝大会6位、SummerStyleAward×Novice4位。Instagramアカウントは@kowatari

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