FITNESS

【真夏のダイエット対策1】運動してもうまく痩せないのはなぜ?

こんにちは。プロボディデザイナーの松尾伊津香です。

GWも天気が良く、半そでの方を多くお見掛けしました。いよいよ夏服の出番が迫ってきていますね。

Water Sports. Surfing. Woman With Surfboard On Summer Holidays Vacations

 

7月の真夏まで後二か月!

引き締まった二の腕、お腹、

上を向いたお尻

まだ間に合います!

 

そんな真夏に向けた準備をするために

今日は脂肪を減らす方法に関して掘り下げていきたいと思います。

 

「身体を引き締めるためにはとにかく運動だ!!」

そう思ってランニングを始めてみたものの・・・

思ったように体重が減っていかない

なんてこともあるのではないでしょうか。

 

ダイエットに運動は必須ですが、

脂肪は、エネルギーを使ったときにすぐに消費される訳ではありません。

脂肪とは体にとって生きるための貯蓄なので
簡単に手放す訳にはいきません。

脂肪を使わないようにいくつもの防壁を用意しています。
今日はここの体の脂肪を使われるメカニズムをお話ししてみます♪

そんなに難しいことではありません。
脂肪というのは体にとっての蓄えですから、脂肪の使われ方は貯金システムと一緒なのです!

では、あなたが運動を行った先にどのようにエネルギーが使われているのか

家計簿になぞらえてみていきましょう☆

 

①日常は財布のお金でまかないましょう♪

 

何かを支払う際は、まずは財布のお金で払いますね。

出し入れ簡単。

とっても自由なお金。

何か急な支払いがあってもとりあえず財布のお金でまかないます。

体の財布 = 血液

です。

いつでもエネルギーをすぐに取り出せるように
血液に糖分を入れて身体中を張り巡らせています。
‘血糖値’ とは、この血液財布のストックの量を言いますね^^

日常生活のエネルギーはここで賄えます。

しかし、お金は無情。
なぜかすぐに無くなるんです。

 

②お困りの際はお近くのATMへ♪

 

お財布だけがあなたの全財産ではありません。

もらったお給料は預金通帳にストックしてますね。

ATMからお金を引き出してまた財布に補充するわけです。

体のATM = 肝臓

です。

私たちの体は肝臓で糖分をストックしています。

・いつもより少し多く動いた
・いつもより食べる量が少なかった

など血液財布では足りなかった場合、
この肝臓ATMから使われます。

ここまではいつもあるお金。

自分の日常生活を支えるお金たちです。

では、ATMでお金が沢山増えてきたら?

貯蓄の仕方も変えていきますよね。

 

③こっそり見えない貯金。株式や証券

株式や証券、は預金の一種ですが
今までとちょっと違いますね。

お金の形を変えて、資産を増やしていきます。

何かことがあった時にすぐに「はい現金」とはなりにくいですが
しかし、これも自分の大事な「お金」の類です。

体の株式 = 筋肉

です。

しっかり運動を行って
肝臓のエネルギーを使い切っちゃったら!?
大丈夫です。
体はまだまだ糖分を隠し持ってます。

更にエネルギーが必要な場合は
今度は筋肉に蓄えられている糖分を使います。

筋肉って糖分とか脂肪とかと縁がないイメージがありますよね。

むしろ仲悪いみたいな。

実は筋肉の中に、糖分を隠し持っています。

しかも肝臓ATMの4倍ほど。

やっぱり株・証券って儲かるんやな(違うやろ)

 

しかし、筋肉証券のエネルギーまで行き着くのは大変ですよ。

血液財布と肝臓ATMをすっからかんにして初めて

「やばい!筋肉証券からエネルギー支払わなきゃ!」という状態になるので

それまで取り立てようという状態に持っていく必要があります。

しかしまあ筋肉証券も底を尽きる時がくるわけです。

 

④最後の手段。固定資産を担保に。

 

筋肉証券でもエネルギー支払いが追いつかない時。
いよいよ体はピンチです。

ココで初めて脂肪が分解されます。

 

体の固定資産 = 脂肪

なのですね。

固定資産で家とか土地とか売る時って相当です。

多分だいぶ貧窮してます。

それくらい脂肪って体にとって手放したくないんです。

 


これが、体のエネルギーのメカニズムです。

なので、私たちがエネルギーを使う際は

 

血液中の糖分 血液財布

肝臓の糖分 肝臓ATM

筋肉の糖分 筋肉証券

脂肪 脂肪家

 

です。

お金が必要な際に、最初は財布のお金を確認しますよね。
3000円が必要!って際に、
いきなり家を売る方はいらっしゃらないと思います。

1000万が必要!って際には、財布を見ても意味ないですよね。
財布にそんな大金入っていませんから。
(松尾の経験では…)

1000万か…銀行口座に入ってたかな…
うわっないわ…株式売らなきゃ…
うわ…株式売っても足りないわ…
家売らなきゃ…

となる訳です。

脂肪は体にとって財産なのですね。

ですから、
ちょっと運動してみた
ちょっと食事控えてみた、
位では脂肪を減らすところまでは
難しいかもしれません。

体が、
もうエネルギーないよ!ピンチ!
と思うところまでいかないと
中々脂肪は分解されてくれません。

夏までに絶対に痩せたい!と思っている方、
どうぞ、体から全財産を取り立てて下さいね。

松尾伊津香(まつお・いつか)
プロボディデザイナー、パーソナルトレーナー兼ヨガインストラクター
福岡県博多区出身。関西学院大学文学部総合心理科学科卒業。アメリカ留学にてヨガ哲学やメディテーションを学び、帰国後は銀座でヨガインストラクターとして勤務。その後、ダイエット専門ジムShapes International の六本木本店店長兼スーパーバイザーに。現在はプロボディデザイナーとしてきれいにやせるお手伝いをする傍ら、コンサルティングを通じて、食欲やリバウンドに苦しむ人たちの悩みと日々、向き合っている。

今、あなたにオススメ