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コンプレックス解消!第一印象は「男性用ファンデーション」で変えられる

「エグゼクティブになる人の若々しい顔のつくり方」(著:野々下一美)

第一印象が変われば相手も変わる

 

Business people exchange business cards after the meeting

 

ビジネスにおいては、相手の人に短時間で自分の強みや魅力、想いをわかりやすく、かつ効果的に伝えることが重要になります。

 

外見で損をするという言葉がありますが、人は外見によって、その人の生活態度や仕事への取り組み方をなんとなく判断してしまうものです。

 

外見がスマートでクール、一言でいえば清潔感にあふれていると、「仕事ができそう」「細かな配慮ができそう」「信頼できそう」というイメージを持たれます。

 

逆に、肌が荒れている、ニキビだらけである、肩にフケがついている、首回りが汚れている、眉毛がつながっている、無精髭である、鼻毛が出ている、口臭がある、服装がだらしない――などのマイナスな印象は、話を聞く以前に、自己管理能力やコミュニケーション能力、不快感という点で真っ先に嫌われてしまいます。

 

女性目線でいえば、「この人、鏡を見る習慣があるのかしら?」という疑問から、内面も含めて『自己を顧みることがない人』だと判断されるのです。

 

最近何かと「イケメン○○」というのが、いろいろな業界で出てきています。イケメンカフェ、イケメンパスタ屋、イケメン料理研究家、イケメン華道家、イケメン坊主など…。これらがマスコミをにぎわし、集客効果も高いところを見ると、「イケメン」という言葉が、ただ美形の顔立ちを指しているのではなく、さまざまなことに対して、「意識のレベルが高い男」という意味を含んでいる気がします。ですから、見た目がスマートだから受け入れられているのではなく、自己管理=身だしなみが清潔感を漂わせ、好感を抱くのです。

 

「見た目が大事」なのは日本だけではない?身だしなみが1つの評価基準

 

Hand pressing yellow five star button of performance rating on dark background with bokeh

 

ネット上にのっている「イケメン社員が多い企業ランキング」を見ると、グーグル、アップル、ソニー、フジテレビ、スターバックスの名前が挙がっています。根拠が示されていないので、これらの企業に本当にイケメンが多いかどうかはわかりません。しかし、先端企業や外資系企業が選ばれているということは、企業イメージのスマートさが社員のイメージにも投影されているということが言えるでしょう。

 

米国企業では、肥満は「自己管理能力が欠けている」と烙印を押されてしまうことがあります。確かに、自分をコントロールできない人に、そのことよりも遥かに難しい「顧客やプロジェクト」をコントロールできないことは目に見えています。肥満のみならず、身だしなみや肌の状態を管理することも、自己管理能力を測るバロメーターといってもよいでしょう。

 

人に悪い印象を与えないというのが、最低限のスタートラインです。一度悪い印象を与えてしまうと挽回できないのが、「いま」という時代なのです。

 

コンプレックスを克服する

 

Lack of confidence. Shy young handsome man feels awkward isolated on grey wall background. Human emotion body language life perception

 

身だしなみを管理する上でも重要なことの1つがコンプレックスを克服すること。コンプレックスの解消は、あらゆる面でその人の魅力を高めることにつながります。コンプレックスがあることで、気後れや所作が言動に表れてしまい、自信のなさが露呈します。コンプレックスを克服すれば、その自信が所作に表れて、あなた自身を魅力的にしてくれます。

 

男性化粧品の開拓期だったころ、実際に高いニーズがあったのはコンプレックス解消商品だったそうです。思春期の男の子が示す、「髭が生えてくること」「体毛が生えてくること」への違和感が、除毛剤や脱毛剤の購買につながっているのですが、その根底には、「キレイな肌のままでいたい」「人に嫌悪感を覚えさせる人間になりたくない」という意識があったのだと思います。

 

その流れはいまでも続いていますが、ファンデーションはコンプレックス解消商品であると同時に、次世代の男性化粧品を変えていく可能性を秘めています。実は、男性にも変身願望があるからです。

 

2000年頃は、いきなりファンデーションを購入してもらうのはハードルが高いと思われる時代でした。しかし、「男性にも変身願望がある」という仮説から、ファンデーションを開発していた人がサンプルを無料で配布したところ、試した人たちから購入が相次ぎ、あっという間に広がっていったのです。

 

男も女も潜在的に変身願望があり、美への欲求があります。これがコンプレックス解消と結びついたときに、商品に対する需要が生まれるのです。

 

もし、化粧水をつけるように手軽にファンデーションをつけただけで、自分の顔が見違えるようにキレイに見えたら、それは今までの自分と違う、「変身した自分」だと気づくでしょう。

 

いまのところ、男性用ファンデーションは一般的とは言えない状況です。しかし、実際に販売されているファンデーションは、使い勝手もよくてお肌のケアにもいいことが知れ渡るようになれば、はるかにマーケットは拡大していくに違いありません。

 

コンプレックスを克服し、身だしなみを整えてできる男に

 

Makeup products and accessories to even out skin tone and complexion: correctors, liquid foundation, loose and compact powder, concealer pencil, makeup brushes and cosmetic sponge. Copy space

 

いかがでしたか?身だしなみを整え、コンプレックスを解消することが、自信あふれる自分を演出する1つの方法です。できる男と見てもらえるように、まずは最近手軽になってきた化粧水やファンデーションを試してみましょう!

 

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